必ず買っておきたい株主優待銘柄=ソフトバンク(9434)。NTT(9432)は要注意!

作成日:2024-11-02 最終更新日:2024-11-02

記事のまとめ

 ソフトバンク(9434)は100株をおよそ19,000円購入できます。
 低価格で購入できるにも関わらず、100株以上継続保有1年以上でPayPayポイント1,000ポイントを毎年もらえます。
 総合利率は約10%(優待利率:約5.5%、配当利率:約4.5%)にもおよび、必ず買っておきたい株主優待銘柄といえます。
 似た優待にNTT(9432)がありますが、こちらは要注意です。
 dポイントを100株以上2年目に1,500ポイント、100株以上5年目に3,000ポイントもらえますが、2年目と5年目だけだということに十分ご注意下さい。

必ず買っておきたい株主優待銘柄=ソフトバンク(9434)。NTT(9432)は要注意!

 NISAを始める個人投資家の取込みを狙い、NTTは2023年7月に1株を25株に、ソフトバンクは2024年9月に1株を10株に分割し、最低単元の100株を2万円程度で買えるようにしました。
 分割と同時にソフトバンク、NTT共にこの最低単位の100株を対象とした株主優待を始めました。この株主優待は5%近い破格の利率なのですが、目的はソフトバンクはPayPayポイント、NTTはdポイントの商圏拡大を意識したものだと思われます。
 そして後発のソフトバンクは総合利率が約10%(優待利率:約5.5%、配当利率:約4.5%)にもおよび、業績の安定性も踏まえ、必ず買っておきたい株主優待銘柄といえます。
 NTTに関しては2年目と5年目にしかdポイントが付与されませんので注意して下さい。NTTのIR情報FAQにもその旨説明されているのですが、一般的な株主優待のパターンで考えてしまうと2年目から4年目は1,500ポイント、5年目以降は毎年3,000ポイントもらえると勘違いしてしまいがちですので十分ご注意下さい。
 5年限定で平均すると年900円のdポイント付与の株主優待といえ、総合利率は9.5%(優待利率6%、配当利率3.5%)となります。決して悪くはないのですが、6年目以降優待がなくなることを考えるとソフトバンクに大きく見劣りします。
 他のキャリア(KDDI、楽天)も株価を低く抑え自社ポイントを付与する動きに追随するかと思われましたが、現状では動きありません。KDDIはPontaポイントでは対抗できない。楽天はそれどころではないといったところでしょうか。

銘柄コード:銘柄名 必要最低株数 概算最低取得費用 優待内容
9434:ソフトバンク 100株 約19,820円 100株以上継続保有1年以上
PayPayポイント 1,000ポイント
9432:日本電信電話(NTT) 100株 約15,680円 dポイントの贈呈
100株以上 2年目1,500ポイント 5年目 3,000ポイント
※0~1年目、3~4年目、6年目以降はポイントなしなので注意

上記2銘柄の利率順位

順位 銘柄コード:銘柄名 総合(株主優待+配当) 株主優待 配当 最も有利
な株数
総合利率 順位 優待利率 順位 配当利率 順位
19434:ソフトバンク9.39%66位 / 3197社5.05%121位 / 1251社4.34%429位 / 3063社100株
29432:日本電信電話3.32%1670位 / 3197社3.32%1176位 / 3063社


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